アスペルガー症候群 小学生 自閉症スペクトラム

アスペルガー症候群と自閉症スペクトラム

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発達障害の分類

●発達障害

発達障害

 ┣ADHD(注意欠陥・多動性障害)
 ┣LD(学習障害)
 ┣精神発達遅滞
 ┣連動発達遅滞
 ┗広汎性発達障害┳@自閉症
         ┣Aアスペルガー症候群
         ┗B特定不能の広汎性発達障害

<< 広汎性発達障害の特徴 >>
@自閉症:言葉の遅れ・コミュニケーションが苦手・特定のモノへのこだわりや興味
Aアスペルガー症候群:コミュニケーションが苦手・特定のモノへのこだわりや興味
B特定不能の広汎性発達障害:自閉症・アスペルガー症候群どちらとも診断できない

 

発達障害とは、年齢と共に様々な経験などから育まれていく知能・精神活動・運動機能などが、生まれ持った何らかの障害によって遅れたり妨げられたりする障害のことです。アスペルガー症候群は、その発達障害の中で分類されている障害のひとつです。

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自閉症スペクトラム障害

自閉症スペクトラム

広汎性発達障害とは、広範囲の中の一部の発達が遅れているという障害のことです。アスペルガー症候群は、広汎性発達障害の中に分類されている障害ですが、広汎性という言葉は広い範囲で障害があるように思われがちなため、アスペルガー症候群や自閉症を「自閉症スペクトラム障害」と呼ぶことが多くなってきました。

 

「スペクトラム」は、連続体という意味で使われているのですが、自閉症とアスペルガー症候群の境界線や、アスペルガー症候群と特定不能の広汎性発達障害の境界線は明確に区切られている訳ではなく重なり合っている部分もあるため、一連の障害という意味で使われています。

 

自閉症とアスペルガー症候群の大きな違いは、言葉の遅れの有無です。自閉症の場合は、言葉の遅れがみられますが、アスペルガー症候群の場合はありません。ちなみに、自閉症の症状は2歳までに現れることが多く、3歳までには必ず現れると言われています。

 

自閉症は、精神遅滞(知能機能が平均より低い)の有無による違いがあり、精神遅滞を伴っていない場合を「高機能自閉症」と呼んでいます。一般には、知能指数(IQ)が85以上の場合を高機能自閉症としていますが、70以上で高機能自閉症とする場合も少なくありません。高機能自閉症もアスペルガー症候群も知的な遅れはないのですが、高機能自閉症は言葉が出てくるのが遅いという特徴があります。アスペルガー症候群は、言葉の遅れはみられませんが、言葉の使い方や理解の仕方に特徴があります。

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