アスペルガー症候群 小学生 接し方

アスペルガー症候群の小学生との接し方

スポンサード リンク


 

子供とのスレ違いをなくすために気を付けるべきこと

 

アスペルガー症候群 小学生 接し方

アスペルガー症候群は、相手の言葉の理解の仕方が独特であったり、しぐさや表情から相手の気持ちを察することが苦手であるなどの特徴があります。そのため、精神論的な説明の仕方では理解できなかったり、当たり前過ぎることを端折って説明すると、分かったような顔をしていても、意図することが全く伝わっていないということが少なくありません。

 

そのため、アスペルガー症候群の子供に手順などを理解させるには、順番通りに説明し出来るだけ詳しく話す必要があります。あと、「それ」「あれ」などの抽象的な言葉は、アスペルガー症候群の子供には、何を指しているのか見当を付けることが難しいため、具体的な名称で説明するようにして下さい。

 

アスペルガー症候群であっても、「小学生にもなれば、ここまで言わなくても分かるだろう」と思い込んでいると、話しが通じずスレ違いが増え、親も子供もイライラが募ることになります。アスペルガー症候群の子供には、アスペルガー症候群の子供が分かる話し方をする必要があります。

 

アスペルガー症候群の小学生と上手く接する方法

 

・三人称(あれ・これ・彼・アイツなど)を使わず、具体的な名称や名前を使う。
・出来るだけ話しを短く区切って簡潔にゆっくり話す。
・指示を出すまえに、注意を促しておく。
・複数の指示を同時に出すと混乱するため、指示はひとつずつ出す。
・出来るだけ、イラストや写真などを使って話す。
・「○○をしたらダメ」では何をすべきか分からないため、ダメではなく手順を説明する。
・感覚的・感情的なことを伝えようとせず、具体的な中身を伝える。
・特性による子供のこだわりを"わがまま"と捉えず、問題のない"こだわり"は認める。
・電車に興味があれば漢字で駅名を教えるなど、子供の興味のあることを上手く活かす。
・出来ないと分かっていることは指示しない。
・曖昧な表現(もっと・チョットなど)は使わず、具体的な数字や方法を伝える。
・「○○君は、歯を磨きます」のような、子供の立場に立った話し方が伝わりやすい。
・「AができたらBをしてあげる」のような表現は、AとBが結び付きにくいため避ける。

スポンサード リンク


 

アスペルガー症候群の小学生との接し方関連ページ

改善・対応方法
小学生アスペルガー症候群のシチュエーション別対応方法をご紹介しています。何度言っても同じことを繰り返すなど、イライライしてばかりでは親も子供も辛い日々が続きます。そのために…
アスペルガー症候群の療育
自分の子供がアスペルガー症候群だと分かっても、その特性を踏まえて教育していかなければ、子供にイライラするばかりか、自分の教育・躾(しつけ)が悪いのではないかと悩み続けることになります。そのため…