アスペルガー症候群の子供に併発しやすい病気・症状
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アスペルガー症候群の子供の学習面での問題
アスペルガー症候群の子供は、授業中に気になることがあると、そちらに意識が集中してしまい落ち着いて座っていられなくなることがあります。あと、歴史の年号は記憶できても、歴史の出来事を理解できなかったり、算数の計算は得意でも文章問題や応用問題が苦手だったりします。そのため、LD(学習障害)やADHD(注意欠陥・多動性障害)と誤診される場合もあります。
アスペルガー症候群の問題行動や学習障害の原因
・別の何かに興味を持つと、それに意識が集中してしまうため授業に身が入らない。
・周囲に気になる光や音などがある場合、勉強に集中できなくなる。
・含みのある言葉(話し)を裏読みする苦手で
・社会的な意味を把握できず、問題の意図するところを理解できない。
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アスペルガー症候群と二次障害
アスペルガー症候群の子供で、チックが見られることが少なくありません。チックとは、顔や手の他にも首や手などの不随意運動を繰り返す症状のことです。あと、不自然な"まばたき"などが見られる場合もあります。その他には、"てんかん"が併発する場合もあります。自閉症の場合、20〜25%の割合で"てんかん"が併発するとされていますが、アスペルガー症候群の場合は、約10%の割合で"てんかん"が併発するといわれています。
アスペルガー症候群の子供に、てんかんやチックが併発するのは、アスペルガー症候群に関連している遺伝子の中に、てんかんやチックに関連する遺伝子が含まれているからという説や、脳の中のアスペルガー症候群に関連している場所と、てんかんやチックに関連している場所が近いからではないかという説などがあります。なお、各々の治療法として、てんかんの場合は薬が用いられ、チックの場合は薬や行動療法などが用いられます。ちなみに、それらの治療を行っても、チックは治りにくい場合があります。
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